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チームで働く力はどう育つ?FC今治「Kickoff!研修」に参加しました

 

三好鉄工所(以下、ミヨシ)では、新入社員一人ひとりが学生から社会人への一歩を安心して踏み出し、現場で力を発揮できるよう、入社後の研修に力を入れています。

 

新入社員研修の一環として3年前から参加しているのが、株式会社今治.夢スポーツ「しまなみ野外学校」様が実施する「Kickoff!研修」です。他企業の新入社員の方々も参加する本研修では、2日間かけて、チームや組織の一員としてのあり方を学び、自ら考え行動する主体性を育みます。

 

業種の異なる他企業のメンバーと意見を交わすことで、自社だけでは得られない視点や気づきを得ることができ、同じタイミングで社会人となった“社外の同期”と出会えることも大きな価値です。

 

この記事では、「Kickoff!研修」になぜ参加するのか、そして実際に参加して得た学びを、研修の様子とともにご紹介します。

 

プロサッカーチームを運営するFC今治ならではの研修内容

FC今治様が実施する「Kickoff!研修」は、地域企業が抱える採用・育成の課題に向き合う中で生まれた合同研修です。

450社を超えるFC今治のパートナー企業から多く聞かれるのが、人材確保の難しさや、採用後の育成に関する悩み。特に中小企業では、一度に多くの新入社員を迎えることが難しく、同世代の仲間が少ないことによる孤立や、十分な研修機会を提供できないといった状況も少なくありません。

こうした課題に対し、企業の枠を越えて新入社員が集まり、共に学び、交流できる場として設けられたのが本研修です。

本研修は、元日本代表監督であるFC今治 岡田武史会長の経験や知見に加え、最新の理論、そして体験・体感という3つの要素をもとに設計されたチームビルディング研修で、講義とアクティビティを行き来しながら、学びを自分ごととして深めていく点に大きな特徴があります。

「スポーツも仕事も、共通の目標に向かってチームで成果を出すという点では同じです。一人ひとりが自分の役割を理解し、考え、行動し、仲間と力を合わせていく。そのプロセスを体験的に学べることが、『Kickoff!研修 』ならではの価値」だと、FC今治の担当者は話します。

プログラムは基本の構成をベースにしながら、参加者の様子や企業の要望に応じて柔軟にアレンジされています。講義で得た知識をすぐに実践し、振り返りを通して行動につなげていく。このサイクルを繰り返すことで、学びを確実に定着させていく仕組みとなっています。

こうした考え方のもとで実施されている「Kickoff!研修」ですが、実際に参加したミヨシの新入社員たちは、どのような学びを得たのでしょうか。ここからは、2日間の様子をご紹介します。

研修に参加したミヨシの新入社員のリアルな成長

ミヨシからは、2026 年入社の新入社員6 名と第二新卒1 名の計7 名が参加しました。

 

研修全体では、他5 社を含む計14 名が参加し、他社の新入社員とも交流を深めながら、2 日間を通して「組織で働くこと」について理解を深めました。

また今年は初めて、グループ会社であるアビリティーセンター㈱、㈱中央動力、㈱巽工業も参加。会社の枠を超えた横の繋がりを築き、グループの仲間としての意識を高める機会にもなりました。

この研修を指導するのが、株式会社今治.夢スポーツ「Kickoff!研修」チーフトレーナーの門田卓史さんです。株式会社edu-activatorsの代表取締役も務めており、アドベンチャー教育や体験型学習をベースに、20年以上にわたり企業や大学、スポーツチームなど幅広い分野で人材育成に携わってきた実績を持ちます。

 

 

1日目は、オリエンテーションやアイスブレイクからスタート。参加者同士がコミュニケーションを取りながら、安心して学べる環境をつくっていきます。その後、「チーム(組織)とは」をテーマにした講義と、課題解決型のアクティビティを実施。実際に体を動かし、意見を交わしながら取り組むことで、チームで動くことの難しさや面白さを体感しました。

 

全体としてはリラックスした雰囲気の中で進んだ一方で、いざという場面では自分の意見を言えない参加者の姿も見られました。講師の門田さんからは、意見を伝えることの重要性や、オンとオフを切り替える意識の大切さについても伝えられました。

2日目は、「チームとしてパフォーマンスを上げる」ための考え方を学びます。講義では、心理的安全性や、関係の質を高めることが成果につながるという考え方が紹介されました。

アクティビティでは、チームで課題に取り組み、目標設定や役割分担、コミュニケーションの重要性を実践的に学びます。

限られた時間の中で課題に挑戦することで、チームワークやコミュニケーションの質が高まり、成果が着実に向上していく様子が見られました。

課題終了後には、一人ひとりがチームでの自分の役割や行動を振り返り、何が成果につながり、さらに良くするためには何が必要だったのかを全員で話し合いました。こうした振り返りを通して、チームとしてパフォーマンスを発揮することの難しさや大切さを、自らの体験を通して学ぶ時間となりました。

研修の最後には、ふりかえりシートを記入し、2日間の気づきや学びを整理。職場に戻ってからどのように行動していくかを考える時間となりました。

研修の締めくくりに、講師の門田さんは、「皆さんには十分な力があります。研修で得た気づきを一過性のものにせず、これから現場での行動につなげてほしい」と新入社員へエールを送りました。

 

 

【参加した新入社員の声】

研修後、ミヨシの新入社員を代表し3名に感想を聞くと、それぞれが自分なりの気づきを得ていました。

 

辻元さん(写真中央)

「グループワークを通して、自分は意見を出すことが好きなんだと気づきました。リーダーというよりも、リーダーを支える“ご意見番”のような立ち位置でチームに関われるのではないかと感じています。部署に配属されてからも、自分の意見をしっかり伝えながら、自分らしく働いていきたいです」

 

越智さん(写真左)

「僕は、この研修の中で“自立”と“自律”の違いについての話が印象に残りました。ただその場にいるだけではなく、自分から行動していかなければチームに貢献できないということを学びました。これからは、自分から積極的に動くことを意識していきたいと思います」

 

新谷さん(写真右)

「これまで協調性という言葉を“周りに合わせること”だと思っていましたが、実際は意見を出し合いながら新しい答えをつくっていくことだと学びました。自分の中で考えて終わるのではなく、周りに伝えていくことで新しい気づきが生まれることを実感しました。これからは、自分の考えをしっかり言葉にしていきたいです」

 

ミヨシは、これからも社員一人ひとりの成長をサポートします!

「Kickoff!研修」の様子を通して、今年の新入社員は「仲が良く、団結力がある」と感じました。一方で、チームとして成果を出すためには、時に厳しさや踏み込む姿勢も必要です。

参加者のみなさんも、この2日間でその重要性に気づけたのではないかと思います。

誰かがやってくれるのを待つのではなく、自分で考え、自らが動く。そして、自分のためだけではなく、チームのために行動すること。これは新入社員に特に身につけてほしい力です。

 

ミヨシでは、入社から一定期間が経ったタイミングでのフォローも大切にしています。配属後しばらくは周囲に支えられる時期ですが、次第に現実が見え、仕事の厳しさや自分自身の課題と向き合う時期が訪れます。だからこそ、半年、1年という節目で再びFC今治様の「Kickoff!研修」に参加し、これまでを振り返り、次の一歩につなげる機会を設けています。

社内研修だけでなく、このような外部研修に参加することで、新たな気づきや刺激を得ることができると感じています。

 

私たちはこれからも、新入社員の成長を会社全体で支えながら、一人ひとりが自分らしく力を発揮できる環境づくりに取り組んでいきます。

 

このような貴重な機会を提供してくださったFC今治の皆様、誠にありがとうございました!