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【所長に聞いてみた】大型製品製造多数!技術を伝承する「西条事業所」

三好鉄工所は、愛媛県の本社(新居浜市)、西条事業所(西条市)、関東事業所(千葉県)、大分事業所(大分県)の4つの事業所があります。このコラムでは、愛媛県西条市に事業所を構える西条事業所の設備や、職場の雰囲気などについて、加地所長に教えていただきました!


【西条事業所・加地所長プロフィール】

■氏名
加地 三郎(かじ さぶろう)さん

 

■出身地
愛媛県四国中央市

 

■入社年
1992年(高橋鐵工所※2012年に合併)

 

■所属
製造部製造課→事業所長

 

■入社志望動機
当時は将来のことはあまり考えておらず、学生時代の恩師の勧めで入社しました。

 

■特技
コンピュータープログラミング・ウォーリーを探せ(嫌われますけど、重箱の隅をつつくのは得意)

 

■趣味・余暇の過ごし方など
ゴルフ・ラーメン・焼肉・ボートフィッシング(2級小型船舶所有)

 

■所長から見た西条市の魅力
・石鎚山の麓、水が綺麗で豊富。渇水・取水制限の経験がなく水には困らない

・穏やかな瀬戸内海と自然豊かな四国山地に守られ台風の被害や、大きな災害が無く住みやすい

・登山、キャンプ、フィッシングなど屋外レジャーに適した地域

・四国の各県庁所在地まで割と近くアクセスが良い

 

■事業所周辺のおすすめスポット
・石鎚山
https://maps.app.goo.gl/sN6Z6GhXiDNKyBLM9

・ときめき水都市
https://maps.app.goo.gl/XMV2UzpsnShncpKo9

・周ちゃん広場
https://maps.app.goo.gl/3RnX2UbAYH1eKiUa8


【西条事業所の基本情報】

■所在地(住所)
愛媛県西条市喜多川853番地12

■従業員数(2024年7月時点)
47名(パート含む)

■従業員男女比
男7:女1

■平均年齢
43歳

 

【最大50tも運べる天井クレーンや大型製品に対応可能な設備を完備】

西条事業所では、陸送できない大型の製品を手がけることも多く、海上を運べるように岸壁横に事業所を構えています。

中でも、最大50tの重さのものでも運ぶことができる、天井クレーンは圧巻の迫力です。

こちらは、NC面板付き横中ぐりフライス盤です。横方向から加工することができるため、中ぐり加工のほか、穴あけやリーマー通し、面削りなど、さまざまな加工を行うことができます。

 

このように、より高いパフォーマンスができるよう工場内には特殊な機械・装置が豊富に設置されています。


「自分たちで考える」マイペースの中に緊張感あり!

私たちの仕事は、規模もさまざまで仕事の一つひとつが細かくスケジューリングされているわけではないので、個人や各部署である程度仕事のペースを決められます。しかし、生産している製品の要求品質は高く、高価なものばかり。ちょっとしたミスが大きな事故やトラブルになるので、仕事中は気を抜くことができません。

 

また、自分たちである程度スケジュールを調整できるので、計画的に休みをとることができます。有給休暇を取りすぎて、残日があまりなく困っている人もいるぐらいです(笑)。私自身も、仕事に影響がでない範囲で、積極的に休暇を取り、友人とゴルフや旅行などプライベートを充実させ、仕事へのモチベーションを維持しています。仕事と休みのオンとオフの切り替えをすることは、緊張感のある仕事をする上で大切なことだと思います。

 

オンとオフの切り替えでいえば、西条事業所内に手作りの筋トレルームがあり、休み時間になると体を鍛えるのが好きなメンバーが集まり、筋トレをしています。

今年入社した社員たちも先輩社員とコミュニケーションをとる良い場になっています。


より良い職場環境をつくるために「挑戦」と「改善」を続ける

私は常日頃から、西条事業所の社員が長く働ける職場環境づくりをしたいと考えています。これまで改善したことの例を挙げると、「連絡手段」の改善です。紙ベースの連絡から、デジタルツールを使った連絡に変更しました。これまで、事務所で仕事をしている人には会議などで情報共有がされていたのですが、現場仕事の人は会議に参加できないなどで情報が届きにくく、共有するツールといえば、紙ベースでの伝達になっていました。それを、コミュニケーションツールとして新たに「Slack」を取り入れたことで、事務所の中の人も現場の人も同じスピードで報・連・相ができるようになり、公平な情報共有が出来るようになりました。

少しずつではありますが環境改善ができているとは思います。しかし、時代が変わるにつれてこれからも変化が必要だと感じます。そこで、固定概念にとらわれない柔軟な発想や価値観を持つ20代・30代などの比較的若い社員を中心に、職場環境や働き方の改善に活かせるよう、気になることや思うところがあれば積極的、気軽に発信して欲しいなと思っています。私は所長として、社員の声をできるだけ反映していきたいです。


「学びの場」「交流の場」を定期的に用意

西条事業所は、前身の高橋鐵工所創業から100年の歴史ある事業所ですので、社員のみなさんには先人たちが築き上げた技術やものづくりの精神をこれからもアップデートし続けて欲しいと考えています。そのために、溶接やものづくりの社内勉強会を開催し、それぞれのテーマにあった熟練の社員が手本となって、新入社員をはじめ、若手社員に技術や知識を直接伝える場をつくっています。

また、学びの場ではありませんが、コミュニケーションを深める場として事業所の敷地内でバーベキュー、いもたき、お好み焼きパーティー、カツオの藁焼きパーティーなどいろいろと社内イベントも企画して開催しています。

事業所の敷地でやることで、仕事終わりに気軽に参加できるので、自然と参加率も高くなりました。こうした、部署や年代などに関わらず交流できる場をつくることも、仕事を楽しく、円滑に進める上で大切なことかなと思っています。


「住みたい田舎ベストランキング」で1位を獲得したことがある西条市

西条市は、「2022年版 住みたい田舎ベストランキング(※)」において、若者世代・単身者部門で全国第1位を獲得したこともある人気のまちです。当社は、市との連携が強いので、住居や支援情報など、入社前から情報共有やサポートをさせていただいています。採用チームの中にも移住者が多く、県外から西条事業所への入社を希望している人も安心していただけるポイントではないでしょうか。

<※株式会社宝島社が発行する『田舎暮らしの本』(2022年2月号)より>


三好鉄工所を志望する学生に向けてメッセージ

西条事業所の製品は、注文ごとにサイズ・材質・形状・用途が全く異なるので、設計や製作はとっても大変ですが、その分仕事に飽きが来なくてやりがいを感じられると思います。

また、個人のスキルアップにゴールがない職種も多いので、ものづくりが好きで向上心・好奇心の強い人は仕事を楽しいと思えるでしょう。

就職は長い人生の中で大きな分岐点の一つであり、長い時間を同僚と共に過ごすことになります。就職先はブランドや収入だけで決めるのではなく、会社見学やインターンシップなどを利用し、仕事の内容や職場の雰囲気などを実際に感じ取ってじっくりと考えて決断して欲しいです。