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現場の司令塔!ミヨシの施工管理〜チャレンジできる環境で働く〜

施工管理の仕事は、建設やメンテナンスの現場を統率し、作業を指揮する重要なポジションです。決められた納期を守りつつ、チームを動かす統率力や、どんな状況でも冷静に判断する力が求められます。ミヨシでは、この施工管理の仕事を入社2〜3年目で任されるのが特徴。

 

今回は、そんな施工管理の中でも特に特殊な「回転機課」で活躍するお二人にお話を伺いました。


【取材に協力してくれたのは、この2人!】

 

 


第一工事部回転機課はプラントの心臓部のお医者さん!

 

【加地さん】

私たちは、主に各プラントの心臓部にあたる、重要回転機器のメンテナンス業務を行っております。回転機器は、プラントの中枢ともいえる役割を担っており、休むことなく稼働しています。稼働し続けることで軸がぶれる恐れがあるため、設置後は定期的にメンテナンスを行う必要があります。

 

住友化学様の工場は新居浜、菊本、大江地区に約70ユニットの設備があり、それらのメンテナンスを行っております。通常、エリアでわけてメンテナンスを行うことが多いのですが、私たちの課は重要回転機器に特化してエリア関係なくメンテナンスを行います。

 

《 芯出しの計測作業は、ダイヤルゲージを使用し、100分の1ミリ単位で計測する非常に細かい作業。 》

 

【今村さん】

毎年春と秋は定修工事をメインで行っています。また、日常では運転中の定期的なパトロールや、異常時の突発対応なども行います。

 

【加地さん】

第一工事部回転機課は施工管理と仕上げ職人に分かれており、私と今村くんの2名が施工管理の領域を担当しています。

 

仕上げ職人の仕事は、機械を分解して、掃除をして、計測をし、劣化が見られると部品を取り替えて、元通りに組み立てることがメインです。

《 工具を使い、機械を解体する様子 》

 

施工管理の仕事は、現場の監督者です。見積りや作業員・資材の手配、作業工程の作成など工事の前工程も行っています。また、時には仕上げ作業を手伝うことだってあります。

 

《 各現場ごとに進行表を作り、それをもとに納品までのスケジュールを管理する 》

 

我々は、各機械の健康診断をする、まさに「機械のお医者さん」です。今後機械が故障しないために、もしくは故障した機械をできるだけ早く治して動くようにするために、「私、失敗しないので」と自信を持って業務に励んでいます。

《 メンテナンスに必要な工具。どこに何があるか、すぐに把握できるよう整理整頓されている 》


どんな突発的な仕事にも対応!チームの連携が成功のカギ!

【加地さん】

私たちが扱う重要回転機は、プラントが停止する時期にしかメンテナンス作業ができない場合が多く、工事が重複したり、突発的にメンテナンスの相談も入ります。そのため、場合によっては休日出勤や残業をしなければならないこともあります。

 

大変な仕事ではありますが、回転機課のみんなや、協力会社のみなさんと連携し、迅速な対応で無事工事が完了したときは、とてもやりがいを感じます。

 

【今村さん】

施工管理は、お客様と職人さんの間に立ち、円滑なコミュニケーションが取れるようにする潤滑油的なポジションでもあります。お客様のご要望に応えながら、現場のみなさんが作業に集中できるよう「伝え方」にも気を遣っています。

 

忙しい中でも、現場の皆さんに気持ちよく作業してもらうためには、普段からしっかりとコミュニケーションをとり、信頼関係を築くことが大切だと、加地さんの働く姿を見て学びました。

《 コミュニケーションが成功のカギと話す2人の連携はバッチリ 》


2年目で独り立ち。ドキドキの初現場は・・・?

 

【加地さん】

ミヨシの施工管理は、入社してから2年〜3年目で大切な現場を任されます。今村くんが施工管理として独り立ちしたのは、確か2年目の中頃でした。私が出張でしばらく不在になるタイミングがあって、そこで一人に任せてみることにしたんです。

 

【今村さん】

はじめて一人で現場を担当したときは、正直自信よりは不安な気持ちの方が大きかったです。実際、仕事の細かいところで抜けがあったり、反省点が多かったのを覚えています。しかし、反省点だけではなく、一人でできることが増えていることにも気がつきました。加地さんが現場でサポートしてくださると、安心感はありますが、どうしても頼ってしまうことが多かったように思います。「しっかりしなければ」と、改めて気が引き締まりました。

 

3年目となった今では、現場をいくつも担当することで自信がつきました。責任感も前よりも強くなったと思います。チャレンジするチャンスをいただけたことで、自分の成長スピードも格段に上がったので良かったと感じています。

 

一人で現場を担当するようになり、現場の職人さんの仕事を理解することの必要性を感じました。お客様とのコミュニケーションも、現場のことを本当に理解しているだけで全然違います。この先、私に後輩ができたら、それを教えてあげたいです。

 

【加地さん】

成長には個人差があると思っているので、独り立ちのタイミングも一人ひとりの様子をみながら決めています。今村くんの場合は、1年ぐらい教育したところで、ある程度知識も技術もついてきていたので、「やれる」と判断しました。

 

私が入社したころは、手取り足取りの教育ではなく、先輩から「よく見とけよ」と言われ、見よう見まねでやってみる、そんな教育方法でした。もちろん、時代が変わるにつれて教育体制も変化しなければいけません。意識していることは、とにかくわかりやすく丁寧に教えること、そして理解度の確認を行うことです。ただ、ときには成長するために本人に考えさせることも大事だと思うので、バランスを大切にしています。

 

我々の回転機仕上業務の技術伝承、教育を含め今まさに、会社として教育プロジェクトを本格的に立ち上げようとしています。ベテランの職人さんに協力していただき、新入社員教育、仕上の基礎を教え込む取り組みを考えています。


オンとオフの切り替えが大事!職場でもコミュニケーションを忘れない

 

【今村さん】

回転機課には7人の社員がいますが、下は10代、上は50代と年代は幅広いです。しかし、年齢関係なく共通の趣味の話で盛り上がったり、職場の雰囲気はとても良いと思います。

 

どうしても、現場だと作業の騒音などで、声が大きくなってしまい、口調が強いように聞こえるのですが、別に怒っているわけではないんだと環境に慣れてから気がつきました(笑)

 

【加地さん】

現場では集中して仕事に向き合い、休憩に入ったらたわいもない話をする。大変な仕事だからこそ、オンとオフの切り替えは必要ですし、話しかけやすい雰囲気作りをすることで後輩がのびのびと働ける職場にしたいと考えています。また、オフの時間についてのコミュニケーションが、実は仕事を円滑に進めるためのコツでもあるんです。

《加地さんの休日の様子》

《今村さんの休日の様子》


勤続年数は関係ない。次の目標に向けて前向きに取り組む!

【加地さん】

自分のやりたいことを見つけ、目標を持って前向きに取り組むことが仕事を楽しむことに繋がると私は思います。

 

私の今の目標は、施工管理と仕上げ職人を増やし、幅広く対応できる体制を整えることです。

 

特に仕上げ職人においては、うちの会社だけではなく、全国的に見ても不足している状況です。一人でも多くの戦力になる職人や監督者を増やすために、教育に力を入れていきたいと思っています。人が育ち戦力になることで、仕事を確保し、そうした下積みが、結果的に会社の利益に繋がると信じています。

《 仕上げ作業の練習ができる研修スペース 》

 

【今村さん】

私は今よりももっと知識をつけることが目標です。その一つのとして、現場で役立つ資格の取得を目指し、勉強中です。

 

現在は、現場に慣れている職人さんたちに囲まれ、ありがたい環境に恵まれています。今後は、現場に慣れていない方々との仕事も増えてくるので、そういった現場で自分が監督したときに、説得力や安心感を感じていただけるぐらいの知識と経験を積んでおきたいと思っています。


学生のみなさんへ

 

【加地さん】

いろんな部署があり、人それぞれやりたいこと、興味がある分野が違うと思います。自分は将来何がしたいのか、どういう業務に携わりたいかなど、考えてみてください。入社してから、見て・触って・感じて、考えが変わることもあると思います。そういった場合でも、当社は、可能な限りでみなさんの要望が叶うよう対応してくれる、いい会社ですよ。共にチャレンジして、成長しましょう。

 

【今村さん】

チャレンジできる環境があることが、ミヨシの良いところだと私は思います。好奇心が旺盛で、学びたい、技術を磨きたいと思っている人と、一緒に働けると嬉しいです。

あとがき

加地さんと今村さんのお話から、施工管理の仕事は、人と人との信頼関係の上で成り立っていると感じました。若手社員が早い段階でチャレンジできる環境を作ることが、社員の成長だけではなく、将来的な会社の成長にも繋がっているのかもしれません。

 

加地さん、今村さん、取材にご協力いただきありがとうございました!