ミヨシコラム
2024年7月1日に設立60周年の節目を迎えた三好鉄工所(以下:略称)。周年を迎えるにあたり、社員それぞれに「想い」がありました。今回の記事では、昔と今とでどのような変化があったのか、30年以上働いているベテラン社員に話を聞きました。また、周年を記念して、制作されたロゴに込めた想いを制作者にインタビュー。最後に、三好 陽平社長から社員の皆さんに送られた手紙もご紹介します。
入社30年を超えるベテラン社員にインタビュー
今回、取材させていただいたのは、執行役員で品質保証部長の横道さんです!
Q:入社当時の会社の印象は?
A:仕事の規模に驚きました。
私が入社したきっかけは、当時の学校の先生に薦めてもらったことでした。実は私、当時は三好鉄工所を知らなかったんです。入社前は、鉄工所という名前から昔ながらの町工場のようなイメージを持っていたのですが、実際に入社してみたら、そのイメージとは全然違いました。いろいろなものを作ったり、工場だけでなく現場がいくつもあったりと、とにかく仕事の規模が大きくて、驚きました。
Q:約30年前の職場の雰囲気はいかがでしたか?
A:先輩が怖かったのを覚えています(笑)
先輩が怖かったのを覚えています(笑)。入社してすぐの私は、まだまだ学生気分が抜けていなかったのか、よく怒られました。丁寧に教えてくれるというよりは、「背中を見て覚えろ」みたいな感じでしたね。当時はそういう時代でしたから(笑)。でも今考えてみたら、自ら考えて動ける人間になるように、指導をしてくれていたのではないかなと思います。
先輩方は怖かったのですが、それと同じぐらいかっこいいとも思っていました。当時は今のように残業時間や休日出勤も関係なく、ハードに働いていましたが、どんなときもプロ意識を持って丁寧に仕事をしている先輩の姿を見て凄いな!と思いました。
Q:当時と比べて今の職場の雰囲気はいかがですか?
A:時代にあわせて変わってきました。
世の中の仕事に対する考え方や制度の変化もありますが、今のみんなは、自分たちの時間、プライベートな時間を大切にしていると思います。職場の雰囲気も、締めるところは締める、リラックスするところはリラックスする、そんな感じでメリハリがついていて、良いことだと思います。
Q:会社が変わってきたきっかけは?
A:総務のみなさんです。
明確には分からないですが、ここ数年ぐらいでしょうか?総務のみなさんの動きがとても大きいと思います。若い人も平等に評価される新たな評価制度を取り入れたり、採用の方法を検討したり、会社をよりよくしたいという取り組みをしています。そしてその取り組みによって、「みんなで働きやすい職場にしよう」という、社員全体のモチベーションになっています。
Q:これから三好が変わるべきことは?
A:より女性活躍の職場に。
やはり鉄工所なので、男性社員の割合が多いのですが、ここ数年は女性も多く入社し、活躍しています。しかし、まだまだ十分に活躍できる環境を整えれていないと感じます。これからは、女性の管理職をつけるなど、みんなの意見を聞きながらもっと力を入れていくべきだと思います。
Q:60周年を迎えて今思うことは?
A:先輩方が築いたものを引き継いでいきたいです。
私はまだ60年のうち半分ぐらいしか勤めていませんが、それでも60年という大きな節目を迎えて、気持ちが引き締まりますね。今まで三好で働いてこられた先輩方の存在があってこその今の会社だと思っていますので、その先輩方がこれまで築いてきたお客様との信頼を、これからもしっかりと引き継いでいかなければと思います。そして、真面目さとチームワークの良さも三好の強みだと思うので、みんなでコミュニケーションをとりながら次の時代に繋いでいきたいです。
Q:三好に今後入社するかもしれない学生や若手社員にメッセージをお願いします
徐々にで良いので、自分の意見を出せるようになってほしいです。社歴や年齢関係なく、それぞれの意見があると思うんです。だから「先輩が言ったから」とかではなくて、ちゃんと自分でも考えてみて、言葉にしてみてください。もちろん、私たち先輩社員は若い社員のみなさんが意見を言いやすい環境を作れるように努めます。意見を出し合いながら、一緒に良い仕事ができたら嬉しいです。
60周年ロゴとグッズが完成!
この度、60周年を記念してロゴが誕生しました。ロゴのデザインを担当したのは、デザインの経験がある総務部の鴻上さんです。
【鴻上さんコメント】
今回周年ロゴを制作させていただくにあたって、総務部の他のメンバーとも相談をしながら数え切れないぐらいの案も出しました。
【↑実際に制作したロゴのデザイン案(一部)】
【↑採用されたデザイン】
最終的に、60の「0」の中にプラントのイラストをあしらったデザインが選ばれました。僕自身は総務の人間なので普段は本社で勤務しており、日常的にプラントを目にする機会はあまりありません。プラントを表現するにあたり、会社のパンフレットなどを参考にし、上司や先輩に見てもらいながら制作しました。個人的には、上手く表現できたのではないかと思います。
【↑周年を記念して社員に配られた、タンブラーと社章】
このロゴは、周年の記念品にも使われているので、会社の顔になるようなロゴを作れたことを嬉しく思います。
三好陽平社長からの手紙
60周年を迎えた2024年7月1日。三好 陽平社長から、社員のみなさんに向けて手紙が渡されました。
その内容は、60年の歴史を振り返りつつ、これまで支えてきた社員に対しての感謝の言葉でした。
今日まで三好鉄工所は、歴代の社長をはじめ、先輩社員のみなさん、そして多くのお客様と共に、歴史を繋いできました。
古くから大切にしてきたことは継承し、時代に合わせてより良いカタチに変化していく、三好鉄工所は100年続く企業を目指して、これからも歩み続けて行きます。
【↑祖父で創業者の三好光治郎に社屋前で抱っこされる、社長の三好陽平】